• 遠藤 歩

インスタグラムマーケティングの基本戦略とは|インスタを活用して個人・会社で集客を成功させる方法

最終更新: 7月23日


「インスタグラムマーケティング」という言葉で多くの人が検索するほど、インスタグラムを活用して集客する上ではその特性を理解することが必須です。

FacebookやTwitterなど、他のSNSとインスタグラムは何が大きく違うのか、皆さんは明確に区別できていますでしょうか?

「インスタグラムマーケティング」を成功させるカギは、インスタグラムで信頼を積み上げることです。具体的なやり方を解説します。



■インスタグラムマーケティングとは


インスタグラムマーケティングとは、その名の通りInstagram(インスタグラム)を活用したマーケティング手法です。インスタグラムはここ数年で国内のSNSシェアにおいて拡大傾向にあり、ユーザーの年齢層も10代~50代まで幅広く利用されています。

利用者数の拡大に伴って、インスタグラムで集客したいという個人や会社も増えてきていますが、インスタグラムの特性を理解して正しく運用できている割合は決して多くはありません。

インスタグラムにおけるマーケティングは、従来の売り込み型のマーケティングとは真逆であり、コンテンツマーケティング×ブランディングの方程式で実践していくものです。



■インスタグラムの特徴


他のSNSとは異なる、インスタグラムの主な特徴は以下の3つです。


  • マルチメディア(画像や動画)がベース

  • 情報+ブランドが求められる

  • 売り込みが通用しない

すべてに共通して言えるのは、ユーザーは信頼できるアカウントをフォローし、徐々に関係を深めていく土壌だということです。




マルチメディア(画像や動画)がベース


マルチメディアとは、テキスト以外の以下を含めたコンテンツを意味します。

  • 画像

  • 動画

  • 音声

簡単にまとめると、視覚や聴覚を使ってコンテンツを消費するのがインスタグラムということです。TwitterやFacebookも画像や動画を使用できますが、メインはテキストです。対してインスタグラムは視覚的な情報がメインとなっています。




ご覧のようにタイムラインのファーストビューは3×3のブロックで構成されており、プロフィールを見るとまず画像が目に入ってきます。上記は人物写真をメインに投稿していますが、風景だったりイラストだったり、色身は人によって異なります。

つまり、テキストが有益なだけではユーザーは反応しないということです。これを知っていると知らないとでは、インスタグラムマーケティングの成功率が大きく変わります。



情報+ブランドが求められる


前途の通り、有益な情報発信だけではユーザーは反応してくれません。これがインスタグラムの特性として最も大きな部分です。

投稿やストーリーズで情報発信を行っていくのが基本ですが、それだけでは集客には繋がりません。ユーザーは有益な情報を求めているだけでなく、情報を発信しているアカウントが「どんな人物なのか?」も推し量った上で価値を感じる傾向にあります。

インスタグラム上でのブランドは言い換えれば“権威性”になり、誰がどんな情報を発信しているか?を総合的に見て判断されます。

ですので、アバターや風景などをプロフィール写真にするよりも自分の写真を掲載する方がよく、且つ適当に撮った写真よりもその人の雰囲気が十二分に伝わる構成の方が効果的です。

投稿内容も文字をベースにしたものばかりではなく、パーソナルな投稿も同時に行っていかなければなりません。



売り込みが通用しない


最終的なゴールは集客ですが、インスタグラム内で売り込みをするのは絶対にNGです。売り込みが通用しないどころか逆ブランディングになる可能性の方が高いです。

インスタグラムで集客できない原因の一つは、集客したい気持ちが前面に出てしまうことで不要な売り込みをしてしまうことです。上記で説明した通り、インスタグラムユーザーは広告を嫌います。インスタグラムに限らず他のSNSでも同じことが言えますが、インスタグラムはそのユーザー層の性質から特に効果がありません。

インスタグラムでは“信頼関係”を最も重視したマーケティングでなければ集客は成功しません。見込み客となるユーザーと信頼関係を作れば、ユーザーは自然とサービスページを閲覧するか、ダイレクトメッセージで師事したい気持ちを伝えてくれます。


■インスタグラムマーケティングの基本戦略


前段が少し長くなりましたが、以上を踏まえるとインスタグラムマーケティングの基本戦略は以下の流れになります。

  1. アカウントを育成する

  2. 「学び・共感」からパーソナルにシフトする

  3. エンゲージメントを高めていく

更新頻度を高めることでゴールには近づけますが、工程をすっ飛ばしてショートカットすることはできません。

まずは見込み客となるユーザーをフォローし、投稿やストーリーズでリーチできる範囲を少しずつ広げていきます。ある程度アカウントが育ってから、ライブ配信などをフル活用してフォロワーとのエンゲージメントを高めていきましょう。



アカウントを育成する



投稿数が少なかったり、フォロー・フォロワーが共に少なかったりすると、せっかくプロフィールを見に来たユーザーが離脱する可能性を高めてしまいます。

インスタグラムはユーザー同士の“交流”を重要視しているとされ、定期的に投稿が続くアカウントの表示回数が増えるようなアルゴリズムになっています。

ですので、まずは以下の3つを最低限整えましょう。

  • プロフィール画像

  • プロフィール文

  • 投稿

プロフィール画像は人物がわかるものにしましょう。ブランディングイメージに近い雰囲気を持たせられると尚良しです。特別な理由があれば別ですが、イラストや風景など、人物像が伝わらない写真はおすすめしません。



「学び・共感」からパーソナルにシフトする



投稿やストーリーズで情報発信を行っていく際、何でもよいから適当ではなくコンセプトを持ちましょう。推奨しているコンセプトの分け方は以下の3つです。

  • 学び系の投稿

  • 共感系の投稿

  • パーソナルな投稿

アカウントの育成フェーズでは「学び系の投稿」と「共感系の投稿」の2つが必要になります。関係性ができていないユーザーにとって、あなたは「だれ?」と思われている状態です。その状態でいきなりパーソナルな投稿をしてもユーザーには響きません。




まずは有益な情報発信を続けて、情報に価値を感じてもらうことから始まります。学び系はいいねが付きやすく、共感系はコメントが付きやすい傾向があります。織り交ぜて投稿することで次項の「エンゲージメントを高める」ことに繋がっていきます。



エンゲージメントを高めていく



フォロワーが増えてくると、よりアカウントの中身(人物像)を伝えていかなければなりません。フォロワーはまだ「興味なし」から「興味あり」になったにすぎないためです。

インスタグラムで見込み客から顕在顧客にランクアップさせていくには、“エンゲージメント”という指標を見ていく必要があります。エンゲージメントはわかりやすく言うと「フォロワーとの繋がりの濃度」です。高ければ高いほど良く、一方的な情報発信だけを続けていても高まりません。

投稿が充実してきて、フォロワーも増えてきたらライブ配信を行うのがおすすめです。ライブ配信に参加するフォロワーはあなた自身も見に来ます。そこで情報発信と併せてパーソナルな面を見せるなど、ブランディングを図っていきましょう。




エンゲージメントを高めることで徐々にブランディングできてきます。投稿のリーチに対するエンゲージメント率が20%を超えてくればファンになったユーザーが数名いる状態と言えます。


■会社アカウントの正しい戦略


インスタグラムで会社アカウントを運用する際、最も注意しなければならないのは「会社アカウントのみを運用してはいけない」ことです。

ユーザーは人のファンにはなっても会社のファンにはなりません。もちろんテレビCMで見るようなメーカーレベルの認知度ならば話は別ですが、これからブランディングしていこうとするアカウントは、会社に対してファンを増やすという考えをもってはいけません。

なぜなら、既に何度も説明していますがユーザーは「誰がどんな情報を発信しているか?」を見ているからです。会社という括りでは人物像が見えず、会社アカウントでサービス周辺の情報発信しかしないのは最も愚かな運用です。

会社アカウントを育てたいのであれば、まずはスタッフの個人アカウントなどを作りそちらを育てましょう。「中の人」が見えるコンテンツを作り、スタッフのファンが増えれば自然と店舗やサービスを見てくれるようになります。


■インスタグラムマーケティングの成功事例


信頼関係を構築し、収益化に成功した事例を紹介します。パーソナルトレーナーの方のアカウントであり、フォロワー数は約10万人となっています。



見てわかる通り、投稿一覧がキレイにデザインされています。且つ、何をしている人なのかが明確なプロフィール文になっています。投稿の内容は「痩せたい女性」に向けた情報発信になっており、フォロー推奨の案内はスライドの最後に置いていますが売り込みは一切していません。



エンゲージメントも高いため、インスタグラムから個人のパーソナルトレーニングの申し込みが来るなどインスタグラムマーケティングに成功しています。




また、ストーリーズでは日々のトレーニングの様子やクライアントとのやり取りを発信するなど、提供しているサービスが垣間見えるようなアプローチもしています。これによって興味を持ったユーザーがファンへと昇華し、「○○さんから教わりたい!」と感じてもらえることで申し込みに繋がっています。


■インスタグラムマーケティングは「ファン」を作ることが重要


インスタグラムマーケティングは一方的な情報発信をする場でもなければ、実態のない偶像を作り上げる場でもありません。有益な情報発信+ブランディングを行っていくことで集客できるようになります。

もしあなたがインスタグラムで集客したいのなら、“売り込まないマーケティング”を心掛けて運用することをおすすめします。


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